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フランソワ・アンリ

パリ国立高等音楽院のピアノ科、ピアノ伴奏科、声楽伴奏科、エクリチュール科、和声学科、アナリーゼ科、対位法科を修了し、その後ドイツ・ライプツィヒ音楽演劇大学に留学、帰国後は音楽院ピアノ科教授国家資格(CA)を取得した。

これまで様々なコンクールで受賞(2005年イル・ド・フランス国際コンクール第1位、2004年ピカルディ欧州コンクール名誉賞など)。

16歳でピアノリサイタルが開催された後は、イタリアのアルバ音楽祭、日本、ドイツ、ポーランド、サウジアラビアのキジアーナ音楽際をはじめ、フランス国内でも(バルビゾン音楽祭、サント・ヴィクトワール音楽祭、ムーラン・ダンデ音楽堂、ヴァンセンヌ公会堂など)でソリストとして、あるいはトリオ「コルニエール」、アリアンヌ・ジャコブとの2台ピアノデュオなどの室内楽奏者として、またパリ・国立オペラ座やセーヌ・ミュジカル音楽堂などでオーケストラのピアノ奏者としても活動してきた。

また現代音楽の創作にも力を入れており(グラシアン・フィンジ、ジャン=イヴ・ボッスール、フィリップ・シャムアールなどの作曲家の初演を行う)、トゥールーズのアンサンブルOpus Contemporainのメンバーとして活動している。

歴史的な資料やあまり知られていないレパートリーの貢献度に魅せられ、19世紀の楽器のコレクションに命を吹き込むことを目的に「ピアノミュゼ」を設立した。

トゥールーズ地方音楽院でピアノ科と伴奏科、シャンティ地方音楽院室内楽科の教授を務めるほか、これまで汐留ホール、アンジェ国立音楽院、コロンブやフレヌの夏季国際音楽アカデミーなどのマスタークラスにピアノ科教授として招待されてきた。

また伴奏者として、器楽・声楽クラス、ダンス、指揮クラス(スコラ・カントルム音楽院)、国際コンクールや様々な国際夏季アカデミー(ニース、プラド、エプシバル)などで活躍している。

作曲家としても活躍し、ピアノ曲、室内楽曲、教育曲、モーリス・カレームの物語に基づく子供向けオペラ「Le Magicien aux étoiles」などを作曲している。